スピン・エレクトロニクスグループ
テーマスライド

 当研究室では、様々な分野の最前線で活躍されている方をお招きしご講演いただく ”磁性研究室 ゼミナール” を開催しています。

磁性研究室ゼミナール

2017

2017年3月16日: 第112回 (場所: C-204, 講演時間: 15:00-16:00)

Mehmet C. Onbasli(Koç University, Istanbul, Turkey, Assistant professor)

「Materials and components for integrated spin‐wave devices」

Research on integrated spin‐wave devices recently gained momentum due to the development of high‐quality magnetic insulating thin film iron garnets with ultra‐low Gilbert damping as well as the capability to pattern films on the sub‐100 nm scale over cm2’s of chip area. These insulating films enable researchers to fabricate spin‐wave logic gate devices with zero or low Ohmic dissipation at operation frequencies from 5 GHz to at least 7 THz (1st Brillouin zone of Yttrium iron garnet). Each magnetic insulating logic gate architecture enables substituting more than 20 transistors and simplifies geometric and fabrication constraints. Since these devices operate at radio‐frequency bands, contactless wiring becomes possible using antennas and integrated circuit routing is also simplified. These functional capabilities enable researchers to circumvent the major limitations of complementary metal‐oxide semiconductor (CMOS) such as Ohmic dissipation, sub‐10 nm fabrication and expensive fab management requirements. In this presentation, we first discuss our recent studies on the magnetic insulator thin films with lowdamping and in‐plane (YIG, Y3Fe5O12) and out‐of‐plane (TmIG, Tm3Fe5O12) anisotropy. In the second half of our presentation, we discuss 3 different spin‐wave device applications using magnetic insulators: 1) spin‐wave injection into magnetic insulators using spin‐orbit torques, 2) spin‐waveguiding using magnetic insulators and 3) control and local measurement of spin chemical potential in a magnetic insulator.

2017年2月17日: 第111回 (場所: 総研棟9階セミナー室(F棟9F), 講演時間: 10:30 - 12:00 )

Alexander B. Granovsky (Lomonosov Moscow State University, Russia, Professor)

「Introduction to the modern problems of magnetism: Message to young scientist (II)」

 初等的な磁気に関する最近のトピックスをお話しいただき、材料およびセンサ、メモリー、電子回路、バイオロジー、薬学関連の磁気を通してみる「自然科学研究の魅力」について紹介いただく。また、本学との共同研究や、ロシアの大学での博士課程学生の研究姿勢、学位取得後の世界トップレベルの研究者の活躍についても紹介いただき、最後に研究者を目指す若い皆さまと討論いただきます。

2017年1月12日: 第110回 (場所: C-204, 講演開始: 16:00 )

湯浅 新治(産業技術総合研究所 スピントロニクス研究センター 研究センター長)

「スピントロニクスのデバイス応用」

磁気抵抗効果とスピン操作技術を中心としたスピントロニクスの歴史的経緯、現状、今後の展望について概説する。特に、酸化マグネ シウム(MgO)を用いた磁気トンネル接合の巨大トンネル磁気抵抗効果、およびスピントルクの物理機構を説明し、不揮発性メモリSTTMRAM やスピントルク発振器STOへの応用について述べる。

2016

2016年11月25日: 第109回 (場所: C-204, 講演開始: 16:00 )

田中 三郎(豊橋技術科学大学 教授)

「超伝導磁気センサ応用技術および磁性ナノ粒子イメージング」

超伝導磁気センサは地磁気の10億分の一が計測できる超高感度磁気センサで、物理計測以外にも様々な応用が進められている。我々のグループではその高感度特性を利用して、食品や工業製品内の極微小金属異物の検出技術の開発や、MRIの技術を組み合わせた微小硬質樹脂異物検査技術の開発を行っている。ゼミナールではそれら技術や磁性ナノ粒子イメージング技術について講演する。

2016年10月14日: 第108回 (場所: C-204, 講演開始: 16:00)

 鎌土 重晴(長岡技術科学大学 教授)

「マルチスケール組織制御による汎用型マグネシウム合金の加工性および機械的性質の改善」

 輸送機器を軽量化し、CO2排出量の大幅な削減に貢献するため、鉄鋼やアルミニウム合金のような他の構造材料と競合できるコス トの高性能マグネシウム合金の開発を行っています。既存のマグネシウム合金は輸送機器に必要な特性を満たさず、また最近注 目されている重希土類元素を含む高強度展伸マグネシウム合金は材料・製造コストが高すぎるため、輸送機器の汎用材料として は使われていません。そこで、シミュレーション、組織解析を駆使し、資源量が豊富で安価な合金元素の使用と安価なプロセスコス トで製造できる易加工性・高強度・高延性マグネシウム合金を開発し、自動車や新幹線等の構造体への展開を目指しています。

20160902: 106th

「本学OB高専教員による講演会」

弥生 宗男(茨城高専 准教授), "2次元磁性フォトニック結晶を用いた光サーキュレータのシミュレーション設計"
山口 一弘(茨城高専 教授), "化学的手法を用いた磁気材料の作製"
水戸 慎一郎(東京工業高専 講師), "IoT技術を用いた社会実装および磁気光学に関する研究の報告"
橋本 良介(鈴鹿高専 助教), "磁気光学イメージングのための磁性フォトニック結晶の作製"
西村 一寛(鈴鹿高専 准教授), "無給電・無線の振動センサ"
金田 忠裕(大阪府立大学高専 教授), "ロボティクス・メカトロニクス教材の紹介"
加島 篤(北九州高専 教授), "北九州高専専攻科における地域マインドの育成"
藤田 直幸(奈良高専 教授), "ウェットプロセスを使った機能性磁性薄膜の作製"
 詳細はこちらをご覧ください。 PDF
20160728: 105th
小野 輝男(京都大学 教授), "Spin Dynamics in Inhomogeneously Magnetized Systems"
  Worldwide efforts are underway to create revolutionary and energy‐efficient data storage technology such as magnetoresistive random access memory (MRAM). An understanding of spin dynamics in inhomogeneously magnetized systems is indispensable for further development of nanoscale magnetic memories. This lecture provides a transparent picture of inhomogeneously magnetized systems, such as magnetic nanowires with domain walls and disks with magnetic vortices, and presents not only technological developments and key achievements but also the unsolved puzzles and challenges that stimulate researchers in the field.
  Firstly, the basic concept of an inhomogeneously magnetized system is described by introducing a magnetic vortex structure in a magnetic disk. A magnetic domain wall in a magnetic nanowire is also provided as a typical example. The magnetic field‐driven dynamics of these inhomogeneously magnetized systems are described to illustrate the uniqueness of this system. Secondly, the electric‐current‐induced dynamics of magnetic vortices and domain walls are described. One can flip the core magnetization in a magnetic vortex using electrical current excitation, and move a domain wall by current injection into a wire. The next part focuses on the applications of the current‐induced‐magnetization dynamics in devices. The basic operations of two kinds of magnetic memories—magnetic vortex core memory and magnetic domain wall memory—are demonstrated.
  The lecture describes not only the current understanding about inhomogeneously magnetized systems, but also the unexpected features that have emerged. It concludes with prospects on future developments, in which more surprises will certainly be found.

20160502: 103rd
鶴見 敬章(東京工業大学 教授), "誘電体セラミックスの新展開"
 誘電体セラミックスは電気を貯めることができる材料で、皆さんが使っているスマートフォンには、数百個の積層型素子が使われています。これまで単位体積に貯められる電気の量をいかに増やすかという技術開発が行われ、この半世紀で1億倍もの性能向上が図られてきました。しかし、現在それも限界に近付いています。この限界がどのような原因によるもので、それを打破するにはどのような方法があるのか説明します。
 誘電体の最近のトピックは、本来の電気エネルギーを貯めるという応用に関するものです。電気を作る方法は、太陽光発電や風力発電など数多くありますが、電気を貯めておくことができなければ、エネルギーの有効利用はできません。この応用について、誘電体セラミックスにどのような可能性があるのか解説します。

20160311-12: 100th
 豊橋技術科学大学電子・電子情報工学系スピン エレクトロニクス グループでは、様々な分野の最前線で活躍さ れている方をお招きしご講演いただく ”磁性研究室 ゼミナール” を開催してまいりました。
 この度ゼミナールは100回を迎えます。これを記念して国内外から著名な方々をお招きし、”Functional Magnetic Materials and Future Magnetics"をテーマとする記念ゼミナールを開催することになりました。
 詳細は添付の資料をご覧ください。皆さまふるってご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。なお、参加料は無料です。詳細に関するお問い合わせは、後藤(goto[at mark]ee.tut.ac.jp)にご連絡いただけますと幸いです。

 Spin Electronics Group of Toyohashi University of Technology has organized Magnetics Lab Seminar, in which prominent researchers and leaders in various fields have been invited from all over the world. It is our pleasure to host the 100th memorial Magnetics Lab Seminar with the topics on "Functional Magnetic Materials and Future Magnetics." Please look at the brochure attached. This is free except the banquet. We look forward to your active participation. For the detail, please send e-mail to Taichi Goto (goto[at mark]ee.tut.ac.jp) for our preparation.

 詳細はこちらをご覧ください。 PDF

2015

20151002: 99th
鶴町 徳昭(香川大学 准教授),"1次元フォトニック結晶における非線形共振器量子電磁力学"
 THz帯1次元フォトニック結晶微小共振器におけるTHz波の発生および検出の増強効果および超高速THz波変調効果について紹介するとともに有機物を含む可視帯1次元フォトニック結晶微小共振器における共振器ポラリトンの非線形光学効果について紹介する。

山口 堅三(香川大学 助教),"NEMS技術を利用したメカニカルプラズモニクス"
 金属表面における光増強場を伴う表面プラズモン(Surface Plasmon:SP)と微小電気機械システム(Nano Electro Mechanical Systems:NEMS)技術を組み合わせ、動的に光学特性を制御するメカニカルプラズモニクスについて紹介する。
20150825: 98th
中川 茂樹(東京工業大学 教授),"スピントロニクス用磁性膜の磁気異方性制御技術"
 強磁性薄膜の持つスピン偏極性はスピントロニクス応用にとって不可欠のものですが、同時にその材料固有の磁気異方性も存在しています。実際のスピントロニクスデバイス応用においては、その磁気異方性を何らかの形で制御することが求められています。界面・表面磁気異方性や磁気弾性エネルギーを利用した応力誘起異方性など、様々な技術を駆使する必要があります。本講演ではハーフメタルフルホイスラー合金強磁性薄膜への垂直磁気異方性の付与や大飽和磁化FeCoBへの一軸磁気異方性の付与などの事例について紹介します。
20150727: 97th
渡邉 恵理子(電気通信大学 准教授), "高精度位相制御による新しい光情報処理システムと応用"
 新しい光情報処理や計測システムの実現のためには,光を制御するための受動・能動光デバイスに加えそれぞれを結合するための電子デバイスやコンピュータシステムと,光物理との総合的な融合が求められる.本講演では,光位相分布を高精度に時間・空間的に制御することによる,新しい光情報処理や光計測システムについて概説する. はじめに,定量位相情報を計測可能なデジタルホログラフィック顕微鏡,閉ループフィードバック位相顕微鏡に関して述べる.さらに再生医療の継代限界推定や細胞識別等の基礎実験を行い,細胞の位相変化量という新しい指標の有効性を示す.次に情報処理システムとして,光波の位相情報を3次元的に記録するホログラフィックディスクを利用した高速相関演算システムと動画検索への応用に関する結果を示し, まとめとする.
20150512: 96th
室賀 翔(豊田高等専門学校 講師),"磁性薄膜を用いたオンチップ電磁ノイズ抑制体に関する研究"
 ICチップ内の高周波スイッチング電流による電磁ノイズを抑制することはデジタルICの高速動作化と小型化を推進し,ミックスド・シグナルICの機能を適切に確保する上で不可欠である.特に,大規模なデジタル回路がRFフロントエンド部と近接して集積化されているRFICにおける電磁ノイズ問題が顕在化している.本発表では,ICチップのパッシベーション上に磁性薄膜を実装し,高周波電流で励磁された磁性薄膜の損失および磁気シールド効果によって,ICチップ内の回路・配線に予めノイズ抑制機能を付与させ,伝導および誘導ノイズを抑制可能とするオンチップ電磁ノイズ抑制体を提案し,デジタルICの誘導ノイズを抑制可能であることを実証した一連の研究成果を報告する。
20150327: 95th
広沢 哲((独)物質・材料研究機構 元素戦略磁性材料研究拠点 研究代表者),"新磁石開発への元素戦略的研究課題"
資源戦略的観点から希少元素を使用しない材料の研究開発が元素戦略プロジェクトのなかで進められてきました。希少元素によらずに電気自動車などに大量に使用可能な高性能磁石材料を新規に開発するために,元素戦略磁性材料研究拠点(ESICMM)が実施している研究開発の基本的な考え方を,保磁力発現メカニズムの研究,および,新物質の探索研究を中心に紹介します。

岡本 聡(東北大学 准教授),"永久磁石の保磁力問題とその解明への取り組み"
エネルギーならびに元素戦略の観点から永久磁石の高性能化に関する研究が加速しています。様々なアプローチが多くの機関で進められていますが,我々は保磁力問題の解明について研究を行っています。本講演では,保磁力問題について歴史的な経緯も含めて,出来るだけ平易に解説し,解決に向けた我々の取り組みについて紹介します。

宝野 和博((独)物質・材料研究機構 磁性材料ユニット フェロー),"自動車応用を目指した省希少元素高保磁力ネオジム基永久磁石の開発"
ハイブリッド(HV)自動車や風力発電などでDyを大量に使う高保磁力ネオジム磁石の使用量が拡大しています。Dyは資源が希少で鉱床が偏在しいるために,原料の安定供給にリスクがあります。そこで,Dyなどの重希土類元素を使わずにネオジム磁石の保磁力をに高めることが喫緊の課題となっています。そこで,我々はDyに頼ること無く微細組織を最適化することにより,2.5 T以上の保磁力を達成することを目指しています。本講演では,ネオジム磁石の多面的な微細構造を解析結果に基づき,ネオジム磁石の微細構造を制御して高保磁力をめざした最近の我々の研究を紹介します。
20150227: 94th
石橋 隆幸(長岡技術科学大学,准教授),"有機金属分解法による磁性ガーネット薄膜の作製と応用"
磁性ガーネットは巨大な磁気光学効果を示す材料として知られているが,近年のマグノニクス,スピントロニクスの分野で改めて注目されている材料です。本講演では,有機金属分解法を用いたガーネット薄膜の作製に関して紹介します。また,作製した磁性ガーネット薄膜を用いた磁気イメージングなどへの応用についても紹介します。
20150206: 93th
加藤 剛志(名古屋大学工学研究科 電子情報システム専攻,准教授),"イオン照射による磁性薄膜ナノパターニング"
磁性材料の微細加工は一般に薄膜を物理的にエッチングすることにより行われる。一方,半導体では物理的エッチングだけでなく,微量のイオン注入により伝導特性を制御し,これらを組み合わせることで様々なイオン注入により磁気特性を制御することができれば,新たな磁気デバイス開発への展開が期待される。本講義ではイオン注入による磁気特 性制御の現状を概説し,これを用いた磁性膜のナノパターニ ングを紹介する。また,応用例として,次世代磁気記録媒体として期待されるビットパターン媒体の作製を紹介する。
20150121: 92th
Alexander B. Granovsky (Lomonosov Moscow State University, Russia, Professor), "Introduction to the modern problems of magnetism: Message to young scientist"
Granovsky教授は,ロシアのモスクワ大学で学位取得,研究者として多くの成果を収めた後,1990年に同大学の物理学科教授に着任されMagnetismに関する研究を精力的に行っています。ロシア学科アカデミーを磁気分野で牽引するロシア屈指の研究者であり,本学客員教授としてリーディングプログラムのグループ指導教員でもあります。最近では,マグノニクスという新しい分野形成を通じて,脳情報処理にも匹敵する超低消費電力型演算デバイスへの展開や,これを発展させたマグノニックニューロ演算デバイスなどの検討も開始されています。本講義では,初等的な磁気に関するトピックスをお話いただき,材料,センサ,メモリ,電子回路,バイオロジー,及び薬学関連の磁気を通してみる『自然科学研究の魅力』について紹介いただきます。本学との共同研究や,ロシアの大学での博士課程学生の研究姿勢,学位取得後の世界トップレベルの研究者の活躍についても紹介いただき,最後に研究者を目指す若い皆さまと討論いただきます。

2014

20141114: 91th
中野 正基(長崎大学 工学部工学科,教授),"永久磁石膜の開発の歴史と現状"
永久磁石膜の中で最も注目されてきた「スパッタリング法によるNd-Fe-B系磁石膜の開発の経緯」を最初に説明した後,他の代表的な磁石膜の報告例と現状を,発表者の研究結果を加えながら紹介する。
20141111: 90th
本蔵 義信(マグネデザイン(株) ,代表取締役社長),"ビッグデータ時代の超高感度マイクロ磁気センサMIセンサの開発の現状と将来展望"
1. MIセンサの原理(第1世代MIセンサ), 2. MIセンサの技術進歩(第2世代MIセンサ), 3. 電子コンパス応用, 4. 微細加工技術との融合(第3世代MIセンサ),5. 次世代応用: ウェアラブルコンピュータ用モーションセンサ,医療用pTセンサ
20140501: 89th
吉川 浩(日本大学 理工学部 応用情報工学科,教授),"3次元表示のための計算機合成ホログラム"
3次元表示のための計算機合成ホログラムの生成方法と,その応用であるホログラムプリンタやホログラフィックビデオディスプレイの原理と最近の動向について説明する。

2013

20131029: 88th
岩本 光正(東京工業大学 大学院理工学研究科,教授), "光第2次高調波法による有機材料内のキャリヤ輸送の直接観測"
正負電荷を持つ電子や正孔から電界が発生する(ガウスの法則)。そのため、電子や正孔が有機材料内に留まると材料が帯電する。同様に、有機材料内を移動するキャリヤ(電子や正孔)から電界が発生するはずであるから、この電界によって引き起こされる現象に注目すればキャリヤの挙動が観測できることになる。本講演では、レーザ光照射によってキャリヤが作る電界が原因で発生する非線形分極現象が観測でき、この観測を通じてキャリヤ挙動が可視化できることを紹介する。あらゆる電子デバイスは電荷の動きと無関係でない。したがって、この方法を用いれば、原理的にはどんなデバイス内のキャリヤの動きも可視化できる。
20130528: 87th
関口 康爾(慶應義塾大学 理工学部,専任講師), "スピン分極電流によって誘起されるスピン波ダイナミクス"
強磁性金属に流れるスピン分極電流は、スピン波、磁気渦、磁壁などに代表される磁気的現象・磁化構造にスピントラスファートルクを与えることができる。この中でも、スピン波とスピン分極電流の相互作用は、磁性の基礎的な性質に結びつき、スピントラスファー効果のミクロスコピックな物理を解明できると考えられている。本講演では、スピン分極電流が誘起する磁化ダイナミクスとしてスピン波ドップラー効果につい て報告し、スピントロニクス研究における新しい研究ツールを提供するものであることを紹介する。

2012

20121119: 86th
冨田 知志(奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科,助教), "カイラルメタ分子からカイラルメタ界面へ"
光の波長よりも十分小さな構造からなる人工物質はメタマテリアルと呼ばれる。我々はその中でも、光がカイラル構造と相互作用した結果である光学活性を示すカイラルメタマテリアルに注目して研究を進めている。講演では最初に、メタマテリアルの概説を行う。次に、自然界に存在するカイラル物質であるウイルス(タバコモザイクウイルス)と金ナノ粒子の複合体(カイラルメタ分子)を作製し、ウイルス単独では見られない可視光領域での円偏光二色性を観測したことを紹介する。さらに、カイラル分子であるグルコースと吸収分子であるローダミンからなる二層膜(カイラルメタ界面)において、磁気光学効果に類似の、光の非相反性を見出したことを報告する。
20121006: 85th
Alexander B. Granovsky (Lomonosov Moscow State University, Russia, Professor), "Magnetic, magnetotransport and magnetocaloric properties of quaternary Ni-Mn-In-Z Heusler alloys"
In the presentation we discuss our recent results on structural, magnetic, magnetotransport, and magnetocaloric properties of Ni50Mn35In15-xZx (Z=In, Ge, Al, B, Si) and Ni50Mn34.8In15.2-xBx Heusler alloys in the austenitic and martensitic state focusing on behavior of magnetocaloric effect, ordinary and anomalous Hall effect (OHE and AHE) in the close vicinity of phase transitions. The adiabatic changes of temperature ?Tad at the phase transitions have been found by direct measurements using an adiabatic magnetocalorimeter as well as by indirect method using heat capacitance measurements and thermomagnetic curves M(H,T). Negative and positive values of ?Tad of about -2K and +2K have been observed in the vicinity of the martensitic transition (MT) and Curie temperatures, respectively, for applied magnetic field ?H=1.8T. To find OHE and AHE coefficients we used asymptotic values of the Hall resistance in weak and strong magnetic fields as well as thermomagnetic curves M(H,T) and magnetoresistance. It was shown that OHE and AHE coefficients near MT depend on magnetization. In spite of strong change of resistivity near MT the temperature dependence of AHE coefficient is weak. It clearly indicates that both Berry phase contribution and side-jump mechanism.

Dr. Arkady Zhukov(University of the Basque Country and IKERBASQUE, Spain), "Magnetic properties and applications of soft magnetic microwires"
Recent trends in the development of magnetic sensors are focused on the miniaturization of their size, improvement of their features and on finding of new operating principles based on fundamental studies of new materials. Among new magnetic materials a family of thin wire with reduced dimensions recently gained considerable attention. We present the results on tailoring of soft magnetic properties and GMI effect in thin microwires paying special attention to achievement of low hysteretic high GMI effect in extended frequency range (till 4 GHz). Both GMI ratio and hysteresis loops of Co- rich low magnetostrictive amorphous microwires exhibit strong sensitivity to the internal stresses related with the composite origin of these mateials. The magnetic anisotropy of Co and Fe-rich microwires can be tailored by stress or magnetic field annealing. Among the other magnetic properties suitable for applications the magnetic bistability and fast Domain Wall (DW) propagation in Fe-rich compositions, considerable magnetoresistace in microwires with granular structure and magnetocaloric effect in Heusler-type microwires should be mentioned.
20120718: 84th
Dr. Carolin A. Ross(Department of Materials Science and Engineering, Massachusetts Institute of Technology, ), "Magnetic oxide films for integrated magnetooptical isolators"
Magnetooptical isolators, which act as diodes for light, are essential components in optical circuits. However, it has proven difficult to fabricate isolators monolithically on silicon substrates because the most common near-IR magnetooptical material, garnet, does not grow well on silicon. In this seminar we will first discuss the structure and magnetic properties of alternative magnetooptical materials: perovskite films grown on buffered silicon using pulsed laser deposition. These materials, Sr(Ti,M)O3, with M = Fe, Co, etc., are magnetic at room temperature when grown with an oxygen deficiency and show strong magnetoelastic anisotropy. The magnetooptical figure of merit of Sr(Ti,Fe)O3 can be improved by substituting Ga for Ti, reducing the population of Fe2+. We will then discuss the growth of Ce-substituted garnet films on silicon, and demonstrate an efficient, low-footprint integrated isolator based on a ring resonator.
20120420: 83th
川崎 仁晴(佐世保高専 電気電子工学科 教授), "プラズマプロセスを用いた薄膜の作製とその制御法に関する研究"
(1)磁界を用いた様々なプラズマプロセスの制御 (2)太陽電池用アモルファスシリコン薄膜の高品質化 (3)シランプラズマ中の微粒子発生機構に関する研究 (4)PLD法を用いた様々な機能性薄膜の作製
20120327: 82th
宗片 比呂夫(東京工業大学 像情報工学研究所,教授), "スピンフォトニクス"
光とスピンを組み合わせて起こる新規な現象と材料がデバイス応用に結びつくとしたら、どんな出口がありそうかについて論じてみたい。

2011

20111209: 81th
高木 康博(東京農工大学 大学院工学研究院, 准教授), "これで分かった立体表示,第2弾!"
2眼式や多眼式の裸眼立体表示の原理と具体的な装置構成について説明し、その適用範囲と課題を明らかにする。将来技術として、超多眼、インテグラルイメージング、ホログラフィーなどの研究開発状況を紹介する。
20111108: 80th
田中 勝久(京都大学大学院 工学研究科 材料化学専攻, 教授), "Eu2+を含む準安定酸化物薄膜に見られる強磁性"
EuO‐TiO2系を中心に,準安定結晶および非晶質の薄膜に見られる強磁性について述べる。Eu2+の局所的な構造に基づいて,Eu2+イオン間の磁気的相互作用ならびに強磁性秩序が現れる機構を実験・理論の両面から考察する。
20111021: 79th
Dr. Vadym Zayets(Spintronics Research Center, National Institute of Advanced Industrial Science and Technology, AIST), "Magneto-Optic and Spin-Photon Devices"
Magneto‐optical materials are important for variety of photonics applications, because of their unique properties of such as non‐reciprocity and an ability to memorize data. The fabrication and characterization of magneto‐optical isolator made of diluted magnetic semiconductor CdMnTe, the ferromagneticmetal/semiconductor hybrid isolator and the non‐volatile highspeed optical memory, which utilizes the magnetization reversal of nanomagnet by spin‐polarized photo‐excited electrons will be discussed.

2010

20111017: 78th
Dr. Thierry Pauporte(CNRS, Director of research), "Electrochemical preparation of nano‐structured oxide semiconductor films"
水溶液電気化学反応によるn型半導体酸化亜鉛(ZnO)膜の直接形成における電気化学反応を考察すると共に,n‐ZnO/p‐GaNとのヘテロ接合型発光ダイオードの構築と性能について概説する。
20101014: 77th
斉藤 伸(東北大学大学院 工学研究科 電子工学専攻 准教授), "垂直磁気記録HD媒体のための層状不整擬似六方晶材料の開発"
垂直磁気記録媒体用の記録層および非磁性中間層には、一軸的な結晶対称性を具備させるため、六方晶ならびに積層欠陥を導入した面心立方晶材料(以下では擬似六方晶と記述) を用いることが有効である。講演では、1) 擬似六方晶薄膜では、In‐plane方向のX線回折線の強度比が積層欠陥導入度合いの定量指標となること、2) Ru中間層の代替材料としては、fcc材料の母相にbcc材料を添加して得られる擬似六方晶材料が有効であること、3) 薄膜中に導入される積層欠陥は価電子数に強く依存しており、六方晶‐面心立方晶構造の臨界価電子数が「9」であること、4) スパッタCo膜では数%の元素添加による原子層積層の完全六方晶化が一軸結晶磁気異方性エネルギーの向上に繋がっていること、等の発見の経緯を説明する。
20100716: 76th
Jauyn Grace LIN(National Taiwan University, Resercher), "Fabrication d characterizxation of YBCO and related perovskite thin films"
YBCO(YBa2Cu3O7 ) single layer and NSMO (Nd0.43Sr0.57MnO3) /YBCO bilayer can be well Synthesized by Laser Pulse Deposition(PLD) with good Crystal structure and physical properties. Many new Physics and new functions maybe found via this technique.
20100628: 75th
石山 和志(東北大学 電気通信研究所 教授), "磁気アクチュエータを利用した次世代医療機器の開発"
磁石が発生する力は、見方を変えると非接触で生じる力であり、その力により質量を動かせば、ワイヤレスエネルギー伝送と呼ぶことができる。これは、体の中で動作する医療ロボットの駆動源として極めて魅力あるものである。この特別講義では、まず磁気工学の基礎について、特に磁性材料の異方性と磁気特性の関連について講義したのち、それら磁性材料の特性を活用して試作された磁気アクチュエータを紹介する。磁気アクチュエータには磁気勾配により発生する力を利用するものと磁気トルクにより発生する回転力を駆動源とするものがあり、それぞれの特徴を活かした応用が検討されている。またそれら一部は医療現場での臨床応用も始まっている。実際の動作の様子をビデオや写真で紹介しながらそれら磁気アクチュエータを活用した次世代医療機器の開発状況、ならびにその未来について講義する。
20100519: 74th
三宅 正男(京都大学大学院 准教授), "干渉リソグラフィと電析法を利用した三次元フォトニック結晶の作製"
フォトニック結晶は、屈折率の異なる複数の物質を光の波長と同程度の周期で配列した構造体であり、光の伝播や発生を自在に制御できる可能性をもつ新しい光学材料である。太陽電池、化学センサー、レーザーおよび光集積回路などへの応用が考えられ、次世代の高度情報化社会を支える基盤材料として期待されている。しかし、従来の技術では高品質の三次元フォトニック結晶を容易に得ることはできず、新たな作製技術の開発が必要とされている。我々は、干渉リソグラフィおよび電析法を用いた作製プロセスを開発した。干渉リソグラフィによって得られるポリマー製の三次元周期細孔体をテンプレートとして用い、空隙内に高屈折率物質を電析した後、ポリマーを除去することで、高品質の三次元フォトニック結晶が得られる。この簡便なプロセスにより、様々なフォトニック結晶デバイスの作製が可能となることが期待される。
20100308: 73th
井上 光輝(豊橋技科大 教授), "TUTスピン・エレクトロニクス研究室の最近の研究"
福永 博俊(長崎大学 教授), "アモルファス磁性金属形成の過去と現在そして未来"
山崎 二郎(九州工業大学 教授), "偏光顕微鏡を用いた磁性酸化物磁区観察の留意点"
中野 正基(長崎大学 准教授), "厚膜磁石の開発"
竹澤 昌晃(九州工業大学 准教授), "紫外光を用いたNd-Fe-B系微結晶粒磁石の高分解能磁区観察"
八木 正昭(元崇城大学 教授), "アモルファス軟磁性粉末とその形成磁心の量産実用化ー研究開発の開始から10余年の歳月を経て"
20100204: 72th
佐藤 貢 氏,大西 毅 氏(株 日立ハイテクノロジーズ), "これで分かった電子ビームテクノロジー"
走査電子顕微鏡(SEM:Scanning Electron Microscope)はナノメートルオーダーの形態観察や分析が可能な装置であり,バイオ,半導体,先端材料など,幅広い分野で用いられている。SEM の分解能は,高輝度な電界放出形電子源の開発(1970 年代),およびインレンズやセミインレンズなどの対物レンズ方式の誕生(1980 年代)によって飛躍的に向上した。その後,多様な試料情報を可視化できるマルチ検出系が開発され,今日の目覚ましい進歩を遂げた。本講演では,最新の高分解能SEM の原理を解説し,技術の歴史的流れに触れながら企業に おける研究開発について述べる。 集束イオンビーム装置(FIB:Focused Ion Beam system)は,ナノメートルオーダーの微細加工が可能であり,近年,特に半導体の不良解析に多用され,急速に普及したビーム応用装置である。FIB にマニピュレータやSEM を付加することで,更に多くのアプリケーションに対応でき,半導体に限らず,先端材料,電池,光学素子,生体細胞等への応用が期待されている。本講演では,最新のFIB-SEM 装置(NB5000 形)について,原理とアプリケーションについて解説する。また,本学の卒業生として,技科大時代の思い出と企業で「アイデアを形にする」ことの面白さについて私見を述べる。
20100128: 71th
川原 純一郎(産業技術総合研究所 人間福祉医工学研究部門 主任研究員,豊橋技科大 未来ビークルリサーチセンター 客員准教授), "メタ注意を測る"
河原純一郎先生は,まだ若手と言ってもいい年齢ですが,認知心理学においては日本を代表する国際的研究者であり,注意や記憶の研究領域で卓越した研究をなされています。その成果は,40 本以上の国際的学術論文として刊行され,また,日本心理学会国際賞(2009 年)や日本心理学会優秀論文賞(2004年)など10 の褒賞を受けています。今回は,私たちの日常の行動や判断に大きな影響を与えている可能性のある「メタ注意」についての最新の研究について紹介して頂きます。
20100125: 70th
Alexander Grishin(Department of Condensed Matter Physics, Royal Institute of Technology, Sweden, Professor), "Heteroepitaxial all-garnet magnetophotonic crystals: Towards magneto-optic lasing media"
I survey our most recent results on processing and characterization of heteroepitaxial all-garnet magneto-optical photonic crystals (MOPCs). We work with completely substituted bismuth iron garnet Bi3Fe5O12 (BIG) which does not exist in the bulk form and, being grown onto gallium garnet single crystal, shows the record value of Faraday rotation (FR) as high as θF = - 8.4 deg/μm@633nm and a peak value of - 28 deg/μm@537nm. [1] Broken time inverse t → t symmetry in ferromagnet leads to the nonreciprocal character of MO interaction thus enables further improvement of MO properties. First time this was realized by M. Inoue localizing light in 1D MOPC. [2] Currently, magnetron sputtered heteroepitaxial all-garnet [Bi3Fe5O12/Sm3Ga5O12]m MOPCs at the resonance wavelengths 750 (980) nm demonstrate FR θF = ? 20.5 (? 7.3) deg/μm and quality factor Q = 2│θF│/absorption = 66 (43.6) deg that are the highest MO-performance achieved so far [Ref. 3 and references therein]. This is, respectively, 470 (810) % and 31 (190) % enhancement compared to a single layer BIG film. Employing atomic layer deposition (ALD) we sintered Bi3Fe5O12/Gd3Ga5O12 nanostructured superlattices with a strong perpendicular magnetic anisotropy to fabricate latching type (nonvolatile) MO-memory [4]. Growth induced magnetic anisotropy can be tailored in a wide range in Fe-deficient garnet films [5]. Theoretical modeling of experimental MO-spectra yields complete set of microscopic parameters that define diagonal and off-diagonal components of the dielectric permittivity tensor epsilon(lambda) in MO-garnets. The introduction of those quantities into the 4×4 matrix formalism without any additional fitting parameters led to the successful simulation of transmittance and FR of MOPCs [6]. The absorption edge around 520 nm is a common feature of the ferric ion in oxide crystals. This continuous and intense absorption strongly hinders practical application of MOPCs. To compensate the absorption we engineered Er-doped all-garnet MOPCs. They take advantage of photoluminescence enhancement due to the light localization [7] as well as sensitizing effect since Er3+ and Fe3+ ions states excited at 980 nm are nearly resonant in energy [8]. Luminescent MOPCs promise built-in intelligence: ability to simultaneously recognize, process and store optical data, make color filtering, and amplify optical signals.

2009

20091216: 69th
岡本 聡(東北大学 多元物質科学研究所 准教授), "マイクロ波アシストにおける磁化反転シミュレーションとスピンダイナミクス"
次世代の超高密度磁気記録の実現に向けた新技術としてマイクロ波アシスト方式が近年,大きな注目を集めている.マイクロ波磁界を印加することにより,大振幅の磁化の歳差運動を誘起し,その結果として磁化反転に至らせるものである.本講演では,その基本原理ならびに応用上の課題等について,シミュレーションによる解析に基づいて検討した結果を紹介する.
20091120: 68th (ナノフォトニクス情報テクノロジーリサーチセンター 併催)
川田 義正(静岡大学 教授), "多層光メモリのためのコンパクトフェムト秒ファイバーレーザーの開発"
本講演では、次世代高密度光メモリとしてビットデータを多層に記録する光メモリを紹介する。多層光メモリの開発には、フェムト秒レーザー光源の開発がキーポイントになる。コンパクトなファイバーレーザーを用いた光源開発、アライメントフリーな再生光学系の開発に関する研究を紹介する。
20090305: 65th
川上 彰二郎(東北大学名誉教授・㈱フォトニックラティス代表), "フォトニック結晶チップとその応用技術について"
私たちは2 次元または3 次元のフォトニック結晶を量産できる作製プロセスを開発し,その多様な 発展性を活かして産業化に努めている。その最大の特徴は,光ビームの場所々々の偏光状態を超精細・超並列に任意に操作できることである。それがどのような光情報処理(BD 用PU 素子)・偏光画像処理(偏光イメージセンサ,エリプソメトリ)・レーザ技術(ビームの偏光パタン制御)etc に活かされているかを説明する。聴講される皆様と智恵を出し合い,工夫を共にして新規の応用面を開拓できることを願っている。
内田 裕久(豊橋技術科学大学), "走査プローブ顕微鏡による原子およびナノ・スケール観察と微細加工"
走査プローブ顕微鏡(SPM)は,電子や原子間力など検出するプローブを試料に接近させて表面 を走査することで,高分解能な像を得る装置である。現在,走査トンネル顕微鏡(STM),原子間 力顕微鏡(AFM),磁気力顕微鏡(MFM)など,プローブで検出する物理量によって異なる様々な 種類の顕微鏡が開発されている。ここでは,STM によるSi(111)7x7 表面でのSi 原子やAl 原子の 吸着と拡散などの現象,Au 表面でのAu 原子の移動,そしてAFM によるSi や金属表面などでの 微細加工について述べる。
20090116: 64th (第12回 APIM トピカル懇話会 併催)
北崎充晃(豊橋技術科学大学), "神経デコーディングと脳機械インタフェース"
田所嘉昭(豊橋技術科学大学), "音痴の無謀な挑戦"

2008

20081208: 63th
Yung-Chun Lee (Cheng Kung 大学(台湾) 教授), "Roller-Based Nanoimprinting and Contact Printing Lithography for Fabricating Micro/Nano-Structures"
 Nanoimprinting technology was first developed in 1995 and is now recognized as one of the most promising approaches for large-area and low-cost fabrication of nanostructures. In this presentation, three types of roller-based nanoimprinting and contact-printing methods developed in NCKU in recent years will be addressed. First of all, a Laser-Assisted Roller Imprinting (LARI) method which can directly transfer the pattern from a quartz mold to a silicon substrate is introduced. The advantage of LARI is that the pattern transformation is direct, fast, and without any chemical etching processes. Secondly, a Light-Assisted Metal Film Patterning (LAMP) method which transfers a patterned metal film directly from a silicon mold to a substrate is discussed. The pattern transformation relies on both mechanical contact pressure and optical heating at the interface. Metal patterns with 100 nm feature size can be easily transferred in laboratory using simple equipments and setups. Finally, a Contact-Transfer and Mask-Embedded Lithography (CMEL) is proposed which cleverly arranges pure mechanical forces and surface energy difference to achieve the patterning of nano-structures on various kinds of substrates. Applications of these developed methods are also demonstrated on the fabrication of high-frequency surface acoustic wave (SAW) filters and resonators. Future developments and potential applications of these roller-based nanoimprinting and nano-patterning methods will be addressed.
20081128: 62th (第11回 APIM トピカル懇話会 併催)
鶴川 好隆(新オプトウエア株式会社), "Collinear-Holographic Multi-Dimensional Printer System “CDP-1“"
高井 利久 (Pulstec Indutrial Co.,Ltd), "ホログラム入力装置としての3D スキャナとその他応用事例"
20080925: 61th (第10回 APIM トピカル懇話会 併催)
桜井 宏巳 (旭硝子㈱中央研究所), "ホログラフィック・ストレージ用リライタブル記録材料の開発"
伊﨑 昌伸(豊橋技術科学大学), "太陽電池における最近の動向"
20080723: 60th (第09回 APIM トピカル懇話会 併催)
増山 繁(東京理科大学), "情報洪水を宝の山へ"-テキストマイニングの挑戦-
20080722: 59th
田中 勝久, "新しい酸化物磁性薄膜の合成と物性"
 酸化物磁性体におけるスピンの振舞いは、巨視的な磁性そのものの興味に加え、電気伝導、誘電分極、光との相互作用などの観点からも注目され、スピンエレクトロニクス、マルチフェロイクス、磁気光学といった分野を形成している。一方、人工的な結晶構造や特異な微視的構造に基づき新たな磁性を実現する試みや、それらの実用的な材料・デバイスへの応用において、気相法による薄膜の合成は一つの有力な手段となる。講演者らはスパッタ法やパルスレーザー堆積法を用いて酸化物磁性薄膜を合成し、磁性を中心に基礎的な物性を調べており、これまでに不規則亜鉛フェライト、イルメナイト-ヘマタイト固溶体、チタン酸ユウロピウムなどの薄膜を作製し、磁気的性質、磁気光学的性質、電気的性質を明らかにしてきた。本講演ではこれらの結果について具体的に紹介する。
20080722: 58th
杉本 諭 (東北大学大学院工学研究科 教授), "高性能永久磁石の基礎と応用~物性ならびに組織制御による磁気特性の向上~"
東北大学の本多光太郎先生により、人類が人工的に磁石を製造できるようになってから約90年が経過します。この間、永久磁石の強さは60倍にまで伸び、ハードディスクや携帯電話など様々な機器で応用されるなど、私たちの社会では欠かすことのできない材料となっています。最近では、エアコンや冷蔵庫のモータなどに利用され、高効率化に役立っています。また、ハイブリッド自動車の駆動モータにも利用され、CO2の排出量削減など環境にも貢献する材料となっています。本講義では、これら永久磁石の応用について説明し、その高性能化に必要な条件、製法を材料物性学ならびに組織制御学の立場から概説します。
20080513: 57th "ホログラム記録技術の現状と将来展望" (第08回 APIM トピカル懇話会 併催)
渡邉 健次郎(豊橋技術科学大学), "ブルー・コリニアーホログラム記録技術の展望"
20080319: 56th "情報フォトニクスと光電子デバイス技術" (第07回 APIM トピカル懇話会 併催)
一岡 芳樹(大阪大学名誉教授), "フォトニクス情報システム-これまで、いま、これからー
古川 雄三(豊橋技術科学大学), "モノリシック光・電子集積th路の基盤技術"
20080307: 55th
山口 正洋(東北大学大学院工学研究科 教授), "RF 帯における薄膜透磁率計測技術とその高周波マイクロ磁気デバイスへの応用"
ICT 技術の進展に伴い、あらゆる材料にGHz の高周波応用の機会が拡大している。磁性薄膜をGHz 帯で応用することを念頭に、GHz 帯における磁性薄膜の透磁率計測技術を開発し、共鳴周波数がGHz 以上に及ぶ新しい薄膜が多く得られていることが明らかになった。著者の研究グループでは、そのような薄膜を小形高Q化が要求される薄膜インダクタならびに集積化電磁ノイズ抑制体へ応用展開を図っている。その現状を紹介する。radio frequency, soft magnetic thin film, permeability,micromagnetic device, thin-film inductor, integratedelectromagnetic noise suppressor 高周波、軟磁性薄膜、透磁率、マイクロ磁気デバイス、薄膜インダクタ、集積化電磁ノイズ抑制体
20080117: 54th "ホログラフィーの基礎と応用" (第06回 APIM トピカル懇話会 併催)
久保田 敏弘(京都工芸繊維大学名誉教授, 久保田ホログラム工房), "これでわかったホログラフィー -ホログラフィーの基本原理から応用まで-

2007

20071205: 53th
Alexander Grishin (Department of Condensed Matter Physics Royal Institute of Technology, Sweden), "New Magneto-Optical Garnets, Frontiers in Oxide Photonics and Electronics"
1. New Magneto-Optical Garnets I present our results on processing and characterization of epitaxial magneto-optical (MO) garnet films and heteroepitaxial all-garnet MO photonic crystals. We work with completely substituted bismuth iron garnet Bi3Fe5O12 (BIG) which shows the record value of Faraday rotation (FR) as high as θF = -8.4 deg/μm @633nm and a peak value of -28 deg/μm @537nm. However, big lattice mismatch and different thermal expansion coefficients of BIG and commercially available substrates create insurmountable obstacles to achieve crack free 45° Faraday rotators. MO photonic crystals, first time fabricated by M. Inoue with co-workers, promise to further increase FR due to multiple light reflections in non-reciprocal MO-cavity. We use pulsed laser deposition and rf-magnetron sputtering techniques to grow heteroepitaxial 1D photonic crystals which compose of λ/4 garnet layers alternating highly gyrotropic BIG and MO-passive highly transparent rare earth gallium garnets: Gd3Ga5O12, Sm3Ga5O12, and novel La3Ga5O12. At the resonance wavelengths 750 (980) nm, [Bi3Fe5O12/Sm3Ga5O12]m photonic crystals demonstrate specific FR θF = ? 20.5 (? 7.3) deg/μm and MO-quality factor Q = 2│θF│/absorption = 66 (43.6) deg that are the highest MO-photonic crystal performance achieved so far. Respectively, this is 470 (810) % and 31 (190) % enhancement compared to a single layer BIG. Using atomic layer deposition we fabricate Bi3Fe5O12/Gd3Ga5O12 superlattices with a strong perpendicular magnetic anisotropy. They enable latching type (non-volatile) MO-switching. 2.5 μm thick Bi3Fe5O12/Gd3Ga5O12(3:2) film at 678 nm shows FR = ± 1.4 deg, transmittance 82%, 92% squareness of magnetization loop, saturation and coercive fields as low as 56 and 25 Oe, respectively. Nanostructured garnets were used to build MO-visualizer, current driven MO-display and have been integrated with glass substrates. 2. Frontiers in Oxide Photonics and Electronics I survey our research on ferroelectric and ferromagnetic films processing, properties, and device fabrication:novel lead-free biocompatible (Na,K)NbO3 ferroelectric films were demonstrated to be feasible for piezo-, microwave and electro-optic applications; low loss and uniquely low dispersive Ag(Ta,Nb)O3 films used for microwave varactors show superior properties compared to (Ba,Sr)TiO3 considered as a premier for microwave applications; the first PZT-based ferroelectric field effect transistor (FeFET) has been fabricated on SiC. Non-volatile operation has been demonstrated at elevated temperatures up to 300 °C; all-perovskite heteroepitaxial film structures combine different types of ordering: ferromagnetism, ferroelectricity, and high-temperature superconductivity. Magnetosensitive non-volatile (La,Ca)MnO3/Pb(Zr,Ti)O3 memory was demonstrated; thin (La,Ca,Pb)MnO3 film colossal magnetoresistors (CMR) were used to fabricate uncooled IR-bolometers with unique noise equivalent temperature difference NETD = 120 nK/√Hz. CMR films have been integrated with Si and GaAs. First time array of micromachined free standing CMR membranes for IR-bolometers was fabricated; nanocrystalline Er2O3 films exhibited strong broad C-band photoluminescence at room temperature.
20071121: 52th
高梨 弘毅(東北大学金属材料研究所 教授), "金属ナノ構造におけるスピン流の創出と制御"
最近、電流とは異なる新たな物理概念として、スピンの流れ、すなわち「スピン流」が注目を集めている。磁性材料をナノ構造化・複合化すると、磁気的な性質と電気的性質(伝導)や光学的性質などのさまざまな物理的性質がお互いに強く相関するようになり、言い換えれば一方によって一方を制御できるようになる。スピン流はそのような物理量の変換・制御の基礎であり、スピン流を理解し、スピン流の高効率の創出と高精度の制御を実現することは、スピンエレクトロニクスの格段の発展につながる。本講演では、スピン流研究の材料として規則合金とナノ粒子を取り上げ、これらを用いたスピン流の創出と制御に関する我々の最近の研究成果と今後の展望について述べる。
20071115: 51th "情報アーカイブ管理・処理技術と応用" (第05回 APIM トピカル懇話会 併催)
吉川 浩(日本大学), "ホログラフィックビデオディスプレイへの挑戦"
関野 秀男(豊橋技術科学大学), "ミクロ及びマクロ信号のウェーブレット解析"
20070903: 50th "3次元光制御と応用" (第04回 APIM トピカル懇話会 併催)
高木 康博(東京農工大学), "3次元立体映像表示装置の最新動向と将来展望 -高密度指向性画像を用いた超多眼方式による3次元立体映像表示装置の開発-"
堀米 秀嘉(株式会社オプトウエア), "これでわかったコリニアホログラフィー -コリニア方式の基本原理からHVD ドライブシステムまで-"
20070720: 49th "光と集積化デバイス" (第03回 APIM トピカル懇話会 併催)
石川 正俊(東京大学), "超並列ビジョンチップとその2次元並列読み出しへの応用"
福田 光男(豊橋技術科学大学), "通信用半導体レーザ技術とナノフォト二クスへの応用"
若原 昭浩(豊橋技術科学大学), "光電子集積th路-シリコンフォトニクスから光電子融合システムへ-"
20070704: 48th
Mark Tuominen, "New Approaches to the Fabrication and Physics of Nanomagnets"
Data storage, electronics and other industrial areas rely on the advancement of magnetic materials technologies. One route is through the creation of patterned nanomagnets with well-defined magnetic properties through control of shape, orientation, and crystallinity. This talk will discuss recent work at UMass Amherst to advance the field of nanomagnetics by using diblock copolymer films as pattern templates in conjunction with complementary techniques to create arrays of nanomagnets.
20070308: 47th
諫本 圭史(Santec(株) 技術統括部), "ベンチャー企業でのMEMS製品開発~産学共同のビジネスモデルとして~"
複雑化する光ファイバネットワークに必要不可欠な部品である可変光減衰器(VOA)を、 MEMSチルトミラーを用いた方式で実用化。従来方式と比べて体積で1/27、部品点数で約1/3の改善を実現した(当社比)。  ベンチャー企業では不可能とされてきたMEMSデバイスの開発を、産学協同~委託生産という形で立ち上げた。生産立ち上 げまでを意識してデバイスを設計し、開発着手からわずか6ヶ月で製品を作り上げた。
20070305: 46th "光機能性材料" (第02回 APIM トピカル懇話会 併催)
池田 富樹(東京工業大学, "協同現象を利用した光機能材料の創出"
松田 厚範(豊橋技術科学大学), "ゾルーゲルハイブリッド材料と光学素子のためのマイクロパターニング"

2006

20061025: 45th
角田 幸紀(茨城高専校長), "最近の高専教育"
 角田先生は昨年度まで木更津高専教務主事(副校長)を勤められ,今年度から茨城高専校長としてご活躍になっています. JICAの長期派遣専門家や調査団なども多数経験されており,現在の高専教育について幅の広いお話をしていただきます.
20061106: 44th "ホログラムと光情報処理" (第01回 APIM トピカル懇話会 併催)
井上 光輝(豊橋技術科学大学), "先端フォトニック情報メモリリサーチセンター"
小舘 香椎子 and 渡邊 恵理子(日本女子大学), "ホログラフィック光データベースによる超高速画像相関演算"
 本発表では、我々の開発した認証アルゴリズムや光相関処理技術をコリニア方式光学系に適用した全光型超高速画像相関システムの構成を述べる。さらに、本システムの認証精度、認証速度、今後の展開に関して既に得られた実験データに基づいて述べる。
中内 茂樹, "視覚科学と技術:光を通じて世界とつながる人間"
 本発表では,視覚科学と技術について,我々が行っている研究を中心に最近の成果をおりまぜて述べる.
20060928: 43th
Guen-Bae Lim (Pohang科学技術大学 (韓国) 準教授), "Pohang科学技術大学におけるナノバイオ工学の最新研究動向"
 As the revolutionary development of the mechanical/electrical technology of 1980’s contributes highly to the advancement of industrial structure, the prediction, which the biotechnology would lead the advancement of 21st century industrial structure, has became the reality. The biotechnology is beyond the just technology in laboratory. It opens up the huge new markets. A front runner to open up the bio-market is the combined technology of bio and nano, which are the hot topic among the scientist worldwide. Scale down effect is the physical characteristics while miniaturizing and enables the breakthrough of bio research at the Micro-Nano level; biosensor using nanowire and carbon nanotube, real-time monitoring using quantum dot, and monitoring and controlling of a chemical reaction using SPM. A new scientific area, which requires deep scientific thinking and observation, would bring up new competitive scientists who will be the competitive power of the nation and lead to the future. In this seminar, I will explain the current trend of the nano-bio technology and show you few exemplary researches.
20060620: 42th
Stuart (Shizhuo) Yin(Associate Professor of Electrical Engineering The Pennsylvania State University), "Innovative fiber grating devices and their applications to reconfigurable communications and harsh environment sensing"
  In this talk, I will briefly present our recent work on fiber grating devices and their applications to reconfigurable communications and harsh environment sensing. Two types of novel fiber grating devices, including all-fiber ultra fast tuning speed tunable wavelength filter and fiber gratings in single crystal sapphire fibers, were recently developed in the Electro-Optics Lab at The Pennsylvania State University. The all-fiber ultra fast tuning speed tunable wavelength filter is composed of a unique single resonant band long period grating and second electro-optic cladding layer. The refractive index of second electro-optic cladding layer is tuned by the external electric field, which in turn results in a shift the spectral response of long period grating. The major advantages of this tunable filter are: (1) high tuning speed ~ ns range, (2) low insertion loss (all-fiber device), and (3) small footprint and cost effect. The harsh environment fiber optic sensor, in particular, the high temperature sensor (e.g., > 1500 oC), is based on the fiber gratings fabricated in single crystal sapphire fibers, which has the merits of high melting temperature (> 2000 oC) and chemical resistance. Thus, it is perfectly suitable for harsh environment sensing.

2005

20050617: 41th
阿部 浩也(大阪大学 接合科学研究所 助教授), "ナノ粒子ボンディング技術による粒子・材料の構造制御"
 ナノ粒子等の微粒子を用いて優れた機能材料やデバイスを実現するためには、所要の機能を有する微粒子を見出すだけでなく、粒子の集合構造を制御し、応用可能なサイズまで積み上げることが必要である。ここでは、最近我々が開発した微粒子プロセスとその応用例について説明する。
20050306: 40th (2th 磁性フォトニック結晶に関するTUT-MSU共同セミナー)
E. Yablonovitch(University California, Los Angeles), "Silicon Integrated Nano-Photonics as a Commercial Technology"
H. Uchida (Toyohashi University of Technology), "Past, Present and Future of Magnetophotonic Crystals"
A. V. Baryshev (Toyohashi University of Technology), "Coupling of Polarized Light to 3D Photonic and Magnetophotonic Crystals"
A. P. Vinogradov (Institute for Theoretical & Applied Electrodynamics), "Photonic Crystals, Metamaterials, Negative Refraction and so on"
A. Khanikaev(Toyohashi University of Technology), "Theory and Numerical Simulation of Magntophotonic Crystals"
A. Granovsky(Moscow State University), "Magnetorefractive Effect in Thin Films and Magnetophotonic Crystals"
O. A. Aktsipetrov (Moscow State University), "Nonlinear Magneto-Optics in Magnetophotonic Crystals"
 2th 磁性フォトニック結晶に関するTUT-MSU共同セミナーと共同開催した本磁性ゼミナールでは、フォトニック結晶のパイオニアであるYablonovitchをお招きして、Nano-Photonicsにおいて基礎物性、応用、進展状況の全般を基礎からわかりやすく解説して頂きます。
20050314: 39th
中川 活二(日本大学理工学部電子情報工学科助教授), "光磁気記録技術と光と磁気のハイブリッド記録"
 最近の光磁気記録の優れた技術を紹介するとともに,磁気記録高密度化将来技術のブレークスルーとなる光と磁気を融合したハイブリッド記録技術の最新動向を紹介し,今後のキーとなる技術を明らかにする.
20050304: 38th
Leonhard M. ReindlProf. Dr. Leonhard M. Reindl (Institute for Microsystems Technology Albert-Ludwings-University, Germany), "Unwired SAW Sensor Systems"
 アンワイヤSAWセンサシステムについて,デバイス,システム,応用の全般を基礎から平易に解説していただきます.本講演はCOEシンポジウムでの招待講演をベースに,より具体的なディスカッションの場として企画しました
20050309: 37th
八木 正昭(崇城大学エネルギーエレクトロニクス研究所 教授), "アモルファス磁性粉末とその成形磁心の開発から工業化まで"
 高い冷却速度と量産性を合わせ持つ新しいアトマイズ法 - SWAP(Spinning Water Atomization Process)(高速th転水流アトマイズ法)によるアモルファス軟磁性粉末ならびに優れた直流重畳特性をもつアモルファス粉末成形磁心の開発から量産・実用化に至るまでの研究の取り組みと成果について講演する。
20050207: 36th
Sang-Ho LIM(Korea大学教授,元KISTナノテクプロジェクトリーダ), "高密度MRAMのビット書込みの諸問題"
 Among several important issues in the realization of high density magnetic random access memory (MRAM), a wide window for bit-writing is of prime concern. In order to tackle this problem, a new method was recently proposed. Two essential ingredients of the new method are the use of the spin-flop phenomenon and a timed pulse sequence in the word and bit lines. There are two different modes of writing: the toggle and the direct write mode. Indeed, a very large switching window was claimed to be realized in the new method. However, the main drawback of the new method is a large switching field being up to several hundred Oe. Actually, this problem can be expected from a large threshold field for spin-flop. In this talk, some current issues of bit-writing for high density MRAM are discussed. A particular emphasis is given to the reduction of the switching field of the new method.

2004

20041206: 35th
X. S. Zhao(Nat’l Univ. Singapore, Dept. of Chemical & Biomolecular Eng.), "Fabrication of 3D photonic crystals with self-assembled colloidal crystal as the template"
 Just as research in semiconductors led to a revolution in the electronic industry that we have witnessed over the later half of the 20th century, new materials known as three-dimensional (3D) photonic crystals (also known as photonic bandgap materials) promise a similar revolution in photonics - where photons of light rather than electrons are the fundamental carriers and processors for information.  Fabrication of 3D photonic crystals remains a great challenge. Conventional lithography techniques have trouble in making complex structures. On contrast, self assembly approach, which describes a spontaneous process by which colloidal spheres self organize into ordered arrays, offers many advantages over lithography methods. This talk discusses how the self assembly method works. In addition, a flow-controlled vertical deposition (FCVD) method for self assembly of colloidal crystals will be described. Fabrication of line defects embedded in a photonic crystal will also be presented. Furthermore, nanosphere lithography for surface patterning and preparation of nanostructures will be briefly discussed.
20041126: 34th
五味 学(名古屋工業大学 大学院工学研究科 しくみ領域), "強磁性強誘電性共存材料の創製と電圧による磁性制御"
 強磁性と強誘電性が共存する材料は、磁気デバイスの高速化、超小型化、省電力化をもたらす電圧による磁気特性の直接制御を可能とする夢の材料として、長い間多くの興味が持たれてきた。我々は、最近の研究で初めて室温で強磁性・強誘電性が共存するペロブスカイト系酸化物複合体を作製することに成功し、これらが電圧印加により60%以上におよぶ大きな磁化変化が誘起することを見出した。  本講演では、この複合材料の磁気的、誘電的特性を明らかにするとともに、電圧印加による磁性制御およびその本質について議論する。
20040717: 33th
京兼 純(奈良工業高等専門学校電気工学科教授), "分子エレクトロニクスデバイスの開発と応用"
 我々の研究室で開発している人工筋肉様PUEソフトアクチュエータ,および高イオン導電性ゲル電解質を中心に,分子エレクトロニクスデバイスの開発と応用についての最近の成果をご紹介します。
藤田 直幸(奈良工業高等専門学校電気工学科助教授), "ウェットプロセスを用いた磁性機能薄膜の作製"
 金属-絶縁体ナノグラニュラ-薄膜やCo-Pt系薄膜磁石などの磁性機能性薄膜をウェットプロセスによって作製する際のポイントについてご紹介します。

2003

20030905: 32th
高橋研(東北大学未来科学技術共同研究センター教授), "次世代高密度磁気記録デバイス実現のためのプロセス設計とナノ構造制御"
 薄膜磁気デバイスは、その高機能化に伴い、金属学的微細組織をはじめとして、異種金属の積層界面など制御すべき要素がますます多くなってきている。また、積層膜等人工構造体で観測される新奇な物性機能の応用に関して、最適な材料設計に関する研究も不可欠の要素であり、薄膜プロセス技術の開発との歩調をそろえた研究開発努力が、次世代薄膜磁気デバイス実現の鍵である。本講演では、ウルトラクリーンプロセスを基本インフラとした最先端の薄膜作製技術ならびに、従来信じられてきた材料設計に関する常識を、新しい成膜技術の進歩の下で問い直すべく行っている、我々の最新の研究結果について述べる。
20030314: 31th
Galina Petrova(モスクワ大学物理学部 分子物理学科), "Laser Light Scattering in Diagnostic of Widespread Diseases(病気診断におけるレーザー光散乱について)"
20030304: 30th
Alexey Vinogradov(ロシア科学アカデミー電気力学研究所研究部長), "Band theory of light localization in 1D systems"
20030131: 29th
本田 崇(九州工業大学工学部電気工学科 助教授), "外部磁界を利用したマイクロマシンのワイヤレス駆動 ~ 体内埋込用マイクロポンプからアミューズメントマシンまで ~"
 最近、永久磁石を内蔵した磁気マイクロマシンを外部磁界によってワイヤレス駆動する手法が注目されている。マシン本体にバッテリーや電源ケーブルが不要となり、生体内や細管内など他の原理では適用が困難な環境にマイクロマシンを導入できるためである。講演者の研究室では、この磁気マイクロマシンのユニークな特徴に着目し、胎児水頭症の治療を目指した体内埋込用マイクロポンプ、液体が満たされた細管内を移動するマイクロマシン、充電・電池交換の不要なアミューズメントマシンなどを卒論テーマとして試作してきた。本講演では、これらの磁気マイクロマシンの動作について最新の影像を交えながら紹介したい。
20030128: 28th
秋永広幸(National Institute of Advanced Industrial Science and Technology), "強磁性体/半導体接合を用いたスピン注入の実証とその高効率化"
 スピンエレクトロニクスの基本操作のうち、スピンの蓄積、輸送、検出を以下のようにとらえ、強磁性体/GaAs接合素子を用いて実証実験を行った。蓄積:強磁性体金属電極をスピン偏極電子源として用いる輸送:強磁性体金属電極から、半導体へのスピン注入を行う検出:コレクタ電流あるいはエレクトロルミネッセンスの観測まずスピンバルブトランジスタ、次にスピン発光ダイオードの順で、それらスピン偏極電子注入の実施例をご説明する。更にその高効率化を図るために、我々が物質設計及び合成に成功したハーフメタリック閃亜鉛鉱型CrAsについて、最新のデータをご紹介する。  この他、当発表者のグループで研究を行っている、ナノ磁性体加工、磁気抵抗スイッチ効果等のトピックスも時間があればご紹介したい。

2002

20021024: 27th
Alexander Baryshev(Ioffe Physical Technical Institute St. Petezsburg, Russia), "Photonic band structure of artificial opals"
 Photonic band structure of artificial opals has been investigated experimentally. We performed optical transmission study of oriented opal samples in all main crystollographic directions. As a result, we realized photonic band structure of artificial opals in the first Brillouin zone, for the first time. Our experimental results agree with theoretical calculations well.
20021016: 26th
竹村 泰司(横浜国立大学大学院工学研究院・電気電子ネットワークコース 助教授), "原子間力顕微鏡を用いたナノリソグラフィとその応用"
 走査トンネル顕微鏡(STM)や原子間力顕微鏡(AFM)などの走査型プローブ顕微鏡(SPM)は表面観察ツールとしてのみならず,ナノリソグラフィ・ツールとしても有用である.導電性チップを用いて金属や半導体の薄膜を陽極酸化する技術は,前処理なしに10nmオーダーのナノ酸化構造物を直接描画(ナノテクノロジーで言うところのDirect Modification)することが可能である.  強磁性金属に適応した実験結果やデバイス応用,今後の課題と展望などを概説する.
20021007: 25th
ランバータス・ヘッセリンク(米国スタンフォード大学電気工学科教授), "光情報ストレージとバイオ工学のためのナノ光学 Nano-photonics for optical data storage and bio-engineering"
 Very small laser beams having a size 10 times smaller than the wavelength of light open up new opportunities for ultra-high density data storage and manipulation of molecules and atoms. Conventional laser beams with such small apertures have very low power output. Recently we have developed a new aperture shape that provides 1000 times more light throughput for the same spot size as a conventional round or square aperture. In this talk we will describe fundamental reasons why these apertures are so efficient, and we will illustrate applications in ultra dense optical data storage and in molecular chemistry and biology. For example, a pair of small beams can be used as optical tweezers to move or tag large polymer molecules. The tiny beams also provide extremely precise probes for tagging fluorescent molecules to sort fluids and polymers. Recent theoretical and experimental results in our laboratory will be presented. In the second part of the lecture, we will discuss technology transfer from Stanford University to industry via technology licensing and start-up companies. We will describe University policy, and give two examples of companies in which the lecturer ash been involved. The talk will emphasize the start-up process, the infrastructure required and the steps that go into forming a successful new venture. Potential conflict of interest issues, and ways to manage them, are addressed for faculty members and events that participate in the technology transfer process. Finally we describe how Stanford University has achieved a leadership position in Silicon Valley and around the world dealing with transfer of University developed technology to industry.
20020930: 24th
中野 正基(長崎大学工学部 助手), "希土類系磁石材料の作製(ナノ結晶バルク磁石・厚膜磁石)"
主に以下の2種類の内容に関し講演する。(1) 高速熱処理法を用いたPrFeB系ナノコンポジット磁石の磁気特性と組織観察計算機解析で見積もられる希土類系ナノコンポジット磁石の(BH)maxは300kJ/m3程度である。しかしながら、実験により得られた磁気特性は、解析結果より劣るため、この差の原因を解明することがナノコンポジット磁石の研究のブレークスルーになると考えられる。ここでは、パルス熱処理法により作製した試料の微細組織を 観察し、その磁気特性との関係について講演する。(2) PLD法を用いたNdFeB系厚膜磁石の作製電子機器の小型化・マイクロマシンの開発研究などが進むと共に、スパッタ法を用いた数十μm程度の厚みを持つ磁石膜の研究も報告されている。ここでは、PLD法を用いターゲット組成・ターゲット-基板間距離などを変化させ作製したNdFeB系磁石膜の膜厚・磁気特性などの基礎的な特性を講演する。
20020725: 23th
佐藤 勝昭(東京農工大学物理システム工学科教授), "磁気光学研究の最近の展開"
 私の研究室の紹介のあと非線形磁気光学効果、近接場磁気光学顕微鏡などについてお話しします。 磁性体の物性研究において磁気光学効果は、欠かせないものとなっていますが、非線形磁気光学効果、すなわち、磁気的に誘起された非線形光学応答は、表面・界面における磁性の情報や電子状態についての多くの情報をもたらします。線形の磁気光学効果では得られない反強磁性体についての情報も得られる点も大きな特徴であります。また、測定に極短時間パルス光を用いることから、磁性体のスピンダイナミクスの研究手段としても期待されております。このセミナーでは、非線形磁気光学効果とは何か、どのようにして測定するか、どのような情報が得られるのか等について、基礎的なことがらを紹介します。
20020719: 22th
Limonov(Ioffe Physical Technical Institute St. Petezsburg, Russia), "Is it possible to see a photonic gap with unaided eye ?"
 We investigated Bragg diffraction patterns from high-quality synthetic opals with lattice spacing comparable to the wavelength of visible light. Diffraction patterns consisting of one, or two, or four spots as well as their transformation were observed on a screen by varying the crystal orientation and illumination wavelength. These spots resulted from the Bragg reflection of the monochromatic incident beam on the {111} ? type layers of the twinned face centered cubic structure of opals. It was demonstrated that diffraction experiments could provide a visual mapping of the photonic band structure.
20020612: 21th
竹澤 昌晃(九州工業大学電気工学科助手), "高周波キャリア型薄膜磁界センサの小形・高感度化"
 高周波キャリア型磁界センサ(MIセンサ)は、磁性体に高周波キャリア電流を通電した場合の表皮効果が外部磁界によって敏感に変化する現象(磁気インピーダンス効果)を利用したもので、高感度・高速応答という特長を有しています。本センサの小形化、薄膜構造での実用化(薄膜ヘッド化)のためには磁性薄膜の磁気異方性制御、およびセンサ素子へのバイアス磁界印加方法の確立が必要です。本公演では、MIセンサについて基礎から応用までを述べます。特に、磁気カー効果顕微鏡により薄膜素子の磁化過程を観察して得られた素子寸法と磁気異方性の関係と、強磁性/反強磁性結合による新規なバイアス磁界印加法について検討した結果についても言及します。
20020605: 20th
Oleg Aktsiptrov(未来流動客員教授), "Introduction in Nonlinear Optics"
 This talk will be devoted to the general definitions and topics of macroscopic Nonlinear Optics. Definitions of the linear and nonlinear polarizations, linear, quadratic and third-order susceptibilities will be done. Quadratic and cubic nonlinear optical effects will be considered. The role of crystallographic symmetry in selection rules for tensors of nonlinear susceptibilities will be discussed. Special attention will be paid to the issue of phase matching conditions in second harmonic generation. Finally, second harmonic generation probe of the surfaces of centrosymmetric materials and nanostructures will be briefly touched.
20020311: 19th
薮上 信(東北大学電気通信研究所), "超高周波磁気計測と応用"
 薮上は、多層平面型シールディドループコイルを開発し、これを用いて磁性薄膜の超高周波透磁率測定装置、および近傍電磁雑音イメージング装置へ応用を展開されています。このプローブを用いた近傍磁界計測方法は、来年度IECにおいて規格化される見通しです。  また磁気記録ヘッドや微細加工された磁性薄膜の高周波透磁率を計測する方法として、磁性薄膜へ探針を接触させて高周波電流を直接通電する計測方法を開発し、従来の高周波透磁率計測方法に比較して高感度な計測方法であることを実験・解析両面から明らかにされています。  講演会ではのご研究を中心に、超高周波磁気計測の難しさと最近の動向についてお話いただきます。
20020307: 18th
藤井 壽崇(愛知工科大学電子情報工学科教授), "新しい磁気工学をめざして"
 磁気光学材料や強磁性強誘電材料について、藤井教授が推進されている研究を中心に、磁気工学分野の最近の動向と将来展望についてご講演いただく。

2001

20010228: 17th
田中 雅明(東京大学大学院工学系研究科助教授), "スピン機能半導体材料の新展開と光・電子デバイスへの応用-半導体スピントロニクス-"
 現代のエレクトロニクス・情報通信技術をハードウエアの面から支えているのは、シリコンや化合物半導体を用いた半導体素子である。これらの半導体素子は、電子の電荷を利用した伝導デバイス(トランジスタや集積th路)、電子・正孔の生成・消滅を利用した光デバイス(発光ダイオードや半導体レーザなど)に大別される。一方、電子はその本性として質量や電荷とともにスピンをもつが、これまで半導体ではあまり意識されなかったスピン自由度を積極的に利用しようという研究が、その応用可能性とともにここ数年関心を集めるようになってきた。磁性体と半導体の複合構造や希薄磁性半導体など、従来の半導体物性に「スピン」という新しい自由度をもたらす様々な新材料が化合物半導体をベースに作製できるようになり、その興味深い物性が明らかにされつつエレクトロニクスへの応用可能性も検討され始めている。対象物質として金属系、半導体系、あるいは酸化物系も含めたこうした新しい分野の名称として、最近では"スピントロニクス(spintronics)"なる新語も造られ、世界的に研究が活発になりつつある。急速に発展しつつあるこの分野の中で、本講演では特に半導体に関係の深いスピン機能材料と素子に関する研究の現状について、筆者らが行っている研究(あるいは筆者らと関わりの深い研究)も含めて紹介するとともに、将来の課題と展望について考えてみたい。
20010201: 16th
猪俣 浩一郎(東北大学大学院工学研究科教授), "MRAMの開発動向と将来"
 最近、高速書き換えが可能な大容量不揮発メモリとしてMRAM(Magnetic Random Access Memory)が注目されている。講演ではMRAMに使われるスピントンネル接合の作製法と材料特性、MRAMの動作原理(書込み、読出し)、メモリの特徴、開発の現状 ,実用化のための開発課題、期待される応用、将来展望などについて解説する。

2000

20001222: 15th
山崎 陽太郎(東京工業大学大学院教授), "ガーネット微粒子分散型磁気光学媒体の開発―研究にはガッツが必要―"
 ガーネット微粒子をプラスチックバインダーに分散し、極めて安価な透明磁気光学媒体を開発した。その経験談を交えて解説する。
20001208: 14th
鈴木 孝雄(豊田工業大学大学院教授), "磁性薄膜の磁気特性と磁気記録および光磁気記録への応用"
 磁性薄膜は情報テクノロジ-において大変重要な材料のひとつである。特に磁気記録や光―磁気記録、テープなど非常に広範囲に使われている。本講義においては、これら磁性薄膜の基礎的磁気特性を構造と関連して解説し、さらに最近のトピックスについて紹介する。
20001109: 13th
Alfred Ludwig and Eckhard Quandt(Center of Advanced European Studies and Research), "Magnetostrictive multilayers for actuator and sensor applications"
 Fabrication, characterisation methods and applications of rare earth transition metal films with giant magnetostrictive and soft magnetic properties, will be presented. Optimised materials could be the base for various microactuators such as microfluidic devices, micromotors, micromirrors or -sensors e.g. for detecting mechanical stresses or magnetic fields. One of the key advantages of magnetostrictive microactuators is seen in the possibility of a remote operation. Examples of possible materials are amorphous Tb40Fe60 and Sm40Fe60 films and (Tb40Fe60 / Co50Fe50) multilayer films, having amorphous TbFe layers and crystalline FeCo layers. The most common deposition method is magnetron sputtering, the influences of the deposition parameters on the film quality will be addressed. Special post deposition treatments like magnetic field annealing are discussed with respect to an achievement of a well defined magnetic anisotropy. The magnetostrictive characterisation of the films is performed using an optical beam deflection method. This method derives the magnetoelastic coupling coefficient which is independent of the Young´s modulus of the film. The dependencies of the magnetic and magnetostrictive properties on the multilayer compositions will be explained as well as the temperature dependencies of the magnetostriction of these materials. Optimised (7 nm Tb40Fe60 / 9 nm Co50Fe50) multilayer films show a magnetoelastic coupling coefficient of 27 MPa at an external magnetic field of 20 mT and a coercive field of about 2 mT. Further effects like magnetoresistance and the DE-effect are investigated and the correlation to the magnetostrictive effect are presented.  High-frequency magnetic thin films with cut-off frequencies well above 2 GHz and good magnetoelastic properties are key materials for the development of new magnetic devices such as remote-interrogated magnetoelastic sensors or micro-inductors. In order to achieve high cut-off frequencies the films must have high magnetization, high anisotropy field, moderate permeability and resistivity. Therefore, multilayered thin films consisting of the transition metal alloy Fe50Co50 and the amorphous soft magnetic alloy Co80B20 have been developed which show cut-off frequencies higher than 2 GHz combined with good magnetoelastic properties. The results of the materials development are discussed in view of possible applications which are mainly in the area of microelectromechanical systems (MEMS).
20000901: 12th
福森 義信(神戸学院大学薬学部薬剤学教室教授), "中性子による核反応を利用する癌治療法"
 ホウ素やガドリニウムといった原子は中性子と容易に核反応を起こして放射線を発生する.発生する放射線は細胞や組織に障害性を持つことから,これら原子を腫瘍細胞や組織に選択的に蓄積させることによって癌の治療が可能になり,この治療法を中性子捕捉療法と称している.  本治療法の最大の課題は,正常組織をth避して,いかにして腫瘍細胞や組織に選択的にBやGdを集積させるかである.制癌剤を用いた薬物療法では,このような選択的標的指向化を意図した製剤は薬物送達システム(Drug Delivery System)と称されているが,そこでは,複雑で生理活性を有し,それゆえに正常細胞にも障害性を有する化合物を送達する必要があるのに対して,中性子捕捉療法は原子を送達すれば良く,Atom Delivery Systemとでも称することができる製剤を比較的容易に構築することができる.  本講では,演者らが試みてきたミクロ・ナノ粒子を用いたガドリニウム中性子捕捉療法へのアプローチについて述べる.現在,動物実験レベルでは一定の進展をみているが,実用化に向けて越えなければならない課題も多く,皆さんのお力添えをお願いする次です.
20000628: 11th
Shanfui Fan(マサチューセッツ工科大学物理学科、現スタンフォード大学電気工学科助教授), "Photonic Crystal"
 ここ10年来、新しい光媒体としてフォトニック結晶が注目されています。フォトニックバンドギャップや局在モードを利用して、新しい光デバイスが現実のものとなりつつあります。今thはこの分野で世界的権威者であるMIT Joannopoulos教授と共に研究を行なわれているShanfui Fan氏にフォトニック結晶の基礎から応用までお話いただきます。Prof. Joannopoulos, Dr. S. Fanの両氏はNatureやScienceに多数の論文を発表されており、その内容も一部お話いただきます。
20000623: 10th
山口 正洋(東北大学電気通信研究所助教授), "マイクロ・コイルとマイクロ磁気デバイス"
 高周波集積th路におけるマイクロインダクタや、マイクロアクチュエータなど、マイクロ・コイルの役割が重要となっています。今thの磁性研ゼミナールでは、この分野の世界的権威である東北大山口氏に、マイクロ・コイルの事例、マイクロプロセス加工、マイクロ磁気デバイスへの応用の観点からお話していただきます。この分野にご興味をお持ちの方は、ふるってご参加ください。

1999

19991111: 9th
荒井 賢一(東北大学電気通信研究所教授), "磁気マイクロマシーンとマイクロ磁界センサ"
 近年マイクロマシーンとマイクロセンサ技術の発展は目覚しいものがある。  本講義では、生体への応用を目指した医療用磁気マイクロマシーンと生体内でのマシーン位置を検出することを目的としたマクロ磁界センサの開発について述べる。
19991013: 8th
山崎 二郎(九州工業大学工学部教授), "アモルファス磁性体の磁壁、磁区と磁気特性"
 アモルファス磁性体には結晶構造に基づく磁気異方性が存在しない。このため、磁壁幅は光学顕微鏡で観察できるほど厚くなり、磁気特性は外部から誘導される磁気異方性により大幅に影響される。ここでは異方性の導入により顕著な非線型性を付与されたアモルファス細線と薄帯材料のユニークな磁壁、磁区構造観察結果を紹介する。
19990728: 7th
山口 一弘(茨城高専電子情報工学科助教授), "ゾル・ゲル法による磁性セラミックの作製"
 ゾル・ゲル法は、低温合成として知られ、金属の有機または無機化合物溶液のゲル化反応を利用するもので、得られたゲルを加熱することによって、ガラスやセラミックスを作製する手法である。対象となる材料は、強誘電体、イオン伝導体、触媒など幅広いが、ここでは磁性材料の研究を中心にご紹介いただく。  また講演の最後の部分で、茨城高専の最近の動きについてもご紹介いただく。
19990712: 6th
佐藤 正典(本多電子(株)), "社会人博士課程テーマの企業における実践-液体中における超音波非線形現象の研究-"
 社会人博士課程のテーマを実際に企業化する過程を、トピックスを交えて紹介する。博士論文のテーマである超音波をフォノンと考えるアイデアを実際に実証する試みの進展を述べる。さらに、そのアイデアを現在注目を浴びているシングルバブル・ソノルミネッセンスに適用する取組みを述べる。企業化の試みとして、アルコールの霧化分溜によるお酒の製造方法および音響化学反応について紹介する。
19990709: 5th
申 光鎬(東北大学電気通信研究所、現慶星大学校工科大学講師), "磁歪・圧電ハイブリッド構成による高精度マイクロ・スマートアクチュエータ"
 磁歪膜と圧電セラミックをハイブリッド化するこで、HDD先端等の微少変位を正確にアクチュエーション可能なマイクロ・スマートアクチュエータについて、基礎から応用まで幅広くご講演いただく。この内容は、平成11年度日本応用磁気学会招待講演として発表予定のホットな話題である。
19990629: 4th
阿部 正紀(東京工業大学電子物理工学科教授), "日米比較-生活と教育の場で"
 日本とアメリカにおける、価値観、習慣、社会制度の違いが、日常生活や教育の場でどのように現れているか。スピーカーが米国で得た体験から語る独断と偏見に満ちた日米比較論。「大人のアメリカ、子どもの日本」と言えるか?
19990625: 3th
Pavel Ripka (Czech Technical University教授), "高感度磁界センサ:フラックスゲートおよび磁気抵抗素子の最近の動向"
 高感度な磁気センサであるフラックスゲートとMR素子等の最近の動向、特に講演者の最近の研究成果を中心に解説していただく。また、講演者の所属するチェコ工科大学の様子も紹介していただく。
19990506: 2th
石山 和志(東北大学電気通信研究所助手), "3次元空間を自由に動く磁気マイクロマシンと医療への応用"
 3次元空間内を磁気トルクによって自由に動くミリからサブミリサイズの磁気マイクロマシンの開発とその医療への応用について、ビデオによる解説も含めてご講演いただく。
19990423: 1th
伊崎 昌伸(大阪市立工業研究所無機化学課), "ソフト溶液プロセスによる機能性電子材料の形成"
 最近話題になっているソフト溶液プロセスにより、極めて純度の高いZnO薄膜や磁性薄膜が得られることを中心に、水性溶媒の中から多機能な電子薄膜材料を形成する手段についてご講演いただく。